せとかは2001年(平成10年)に「清見」×「アンコール」で生まれた柑橘に、「マーコット」を交配して誕生した品種です。せとかという名前は、育成地である長崎県の海峡「早崎瀬戸」の「瀬戸」と、風味よい香りの良さから「香」をとり命名されました。みかんより二回り大きく、重量感があり、果皮は少し濃いめの橙色で、濃厚で程よい酸味が特徴です。外見も美しく柑橘の「ダイヤモンド」ともいわれています。
もっちりとした重量感のある果実の中は、おいしさの「ぎゅっ」とつまった実が隙間なく詰まり、まさに柑橘の芸術作品といっても言い過ぎではありません。中の袋ごと食べられ、しっかりとした食感にとっても濃厚で甘い果汁。アンコール・清見・マーコットの良いところだけを受け継いだ柑橘界のエリートです。せとかを食べずに柑橘は語れません!
愛媛県は日本一の柑橘生産地です。なかでも西宇和地区で栽培されるせとかは、味・品質共に最高級のブランドです。だいすけ果樹園から出荷する生産地は、愛媛県の西南部に位置し、九州に突出た 40㎞の長さを有する日本一の佐田岬半島とその基部の八幡浜市・伊方町・西予市三瓶町の1市2町からなります。宇和海と瀬戸内海に囲まれた海岸部は典型的なリアス式海岸が続きます。地形は起状の多い傾斜地が連なり、平野部は極めて少ないです。土質は結晶片岩を母岩とする壌土・砂壌土が大部分を占めるほか、一部に秩父古成層・紋岩・石灰岩の層も見られます。日照量が多く、自然条件に恵まれ、せとか栽培に適した環境となっています。
種がほとんどない柑橘!酸味が程よく甘味とのバランスの良い柑橘!後味がいいのに糖度が高い高品質な柑橘!そんな柑橘を愛媛が試行錯誤を重ねやっと誕生させたのがこのせとかです。とてもデリケートな柑橘で、他の柑橘に比べると、とても栽培は難しく手が掛かります。ここ西宇和地区では「5つの光」が最高品質のせとかを育てます。サンサンと降り注ぐ太陽の光、美しい海から反射する光、ギラギラと輝く段々畑から反射する光、整備された園内道から反射する光、強い意思と情熱で育てあげた、努力の汗からくる光・・・・ その汗と努力の結晶が実り、今までにはない柑橘の美味しさを楽しんで頂くことができるようになりました。
せとかは枝にトゲが多い品種で、枝によっては、「つまようじ」くらいのものが手の入る隙間がないほど出ています。このトゲが、みずからの実をきずつけ腐らせてしまいます。また、せとかは寒さに非常に弱く、特に霜(しも)の対策はきちんと行わなければなりません。霜は、木が枯れる原因にもなり、直接せとかにあたってしまうと、実が凍ってしまい苦味がでます。そのためせとか一玉一玉に靴下(サンテ)をかぶせていきます。この作業でもトゲが邪魔し、せとかの栽培はとても手間のかかる柑橘です。
せとかの栽培にとって一番大切なのは、水の管理。実を太らせるためには水が必要ですが、糖度を上げるためには余分な水分を吸わせてはいけません。この水分調節が難しいのです。
また、太陽の光をたっぷり浴びることが美味しいせとかが育つ条件です。園地では、真っ白なシート「タイベックシート」を樹の下に敷くマルチ栽培方法をしています。シートが雨水の吸収を制御し、最低限の水分でせとかを育てます。シートを敷くことにより太陽の光を果実の下からもを照らすことで、甘味が増しせとかがみかんの大トロと言われている由縁です。
手で皮を剥くと果肉が崩れてしまうほど、じょうのうが薄くやわらかな果肉の「せとか」上手な食べ方はスマイルカットがお勧めです。①へたとお尻をカットします ②縦方法に2等分します ③真ん中を中心に3~4等分にします ④さらに3~4等分いたします ⑤3分の2ほど切り込みを入れます、これで食べ易くて見栄えの良いスマイルカットの出来上がりです。手で剥きにくい清見・天草・はるかにもお勧めの食べ方です。
ご注文日より、最長2営業日で発送いたしております。(予約品を除く)当果樹園のせとかは収穫から発送までの時間をよりスピーディーにすることにより、新鮮で安全なせとかをお客様にお届けいたしております。
収穫されたせとかは、トラックで運ばれ、選別器で大小を選別します。当果樹園の選別機はせとかを極力転がさず衝撃を与えないように、自然のままの姿で出荷するために メートルラインの短い区間で、色の悪いもの、商品にならないものなどは目視で拾い出し、ノーワックスでサイズ分けを致します。その後、選別されたおいしいせとかを箱詰めし、皆様の食卓へお届け致しております。
せとかはビタミンが豊富で、肌荒れや風邪予防に効果的です。また果肉の袋(じょうのう)には便秘改善の作用があるペクチンも多く含まれています。さらに袋や白いスジには、フラボノイドの一種「ヘスペリジン」が含まれていて、高血圧や動脈硬化を予防する効果があるといわれます。カロテノイドの一種である「βクリプトキサンチン」の含有量は、果物の中でトップクラス。βクリプトキサンチンは体内でビタミンとして働き、消化器官や視力を保持してくれます。また、βクリプトキサンチンは発がん抑制作用や老化防止にも期待されています。
出荷時季 | 2月下旬~4月上旬 (天候・収穫状況により変更になります) |
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生 産 地 | 愛媛県 西宇和地区 |
保存方法 賞味期限 |
風通しが良く、涼しい場所(3〜5度が適温)で保存します。箱で購入した場合、直射日光をさけ涼しい所で保存し腐ったみかんがあれば排除してふたを開けたまま保存。それ以外はポリ袋などに入れ直接冷気があたらないようにして、冷蔵庫で保存をしましょう。また、つぶれやすい下のものから食べるようにしましょう。 |
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